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Wednesday, February 08, 2012

現代の薬剤師を取り巻く問題の縮図か

ヤフー知恵袋にて、一見残念な(゚◇゚)な?

はたまたとても勉強になる投稿を発見しました。http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1080840820


<要約>
「薬剤師って高時給ですよね。
それでいて、ドラッグストアなどで質問してみたりしてみても、冴えない回答しかもらえなかったりすると、薬だけに具合が悪い時などに、どれが良いか、や成分など少し深い質問をしてみたりすると、本当にガッカリします。
求人広告などを見るたび、ちょっと腹立たしい気持ちにさえなってしまいます。
国家資格も最近は、薬科大学さえ入れれば覚えれば
簡単に解ける、合格する5択と聞くし、他の知恵袋では合格率も60%近く
という高確率。
特にこのご時世、もっと時給を他の業種と同等にしてもらいたいです。
ドラッグストアでの売り上げも、’この人たちの給料払ってるみたい’
なんて思いがよぎり、安く買っても腑に落ちない気になります。」




お客さんの役に立てずがっかりさせ、更には立腹させ、不満を募らせる。
そんな薬剤師ってある意味すごい。

これに対して、薬剤師サイドの人々は、
「そう思うならおまえも薬剤師になってみろ」的な回答。
何が残念って、そんな風にしか反論できないのが残念ではないだろうか。



そして極めつけのベストアンサーはコレ。

「そもそもドラッグストアの仕事は、薬剤師業務とかけ離れた物で、わざわざ希望して就職する薬剤師はあまりいません。」

。。。。、、(・ε・。)ォィォィ


他にもいーっぱい、薬剤師か薬剤師の味方?の人々が、質問者さんに回答してるんだけど、質問者さんが選んだベストアンサーはこれなのさ。

選ばれなかった人々の意見は正当だと思う。
だけど、一般の人の心を動かせない。
なぜでしょうね。


なんか、これが現代の薬剤師の問題点の縮図な気がしてしまう。

みなさんどう思いますか?


ちなみに、ドラッグストアに希望して就職薬剤師もいますよ。一昔前よりは増加傾向にあるんじゃないかな。在宅医療などに力を入れてるとこもあるし。一応補足させていただきます。
私は薬剤師ですが、ドラッグストア勤務を楽しんでますよ~
お客さん、患者さんから学ぶことが沢山。そして、日々勉強☆



私自身も、素晴らしい薬剤師が日本にたくさんいることは知っています。(業界に入るまでは知らなかったけど)

でもね、患者さんや、お客さんからしたら、その時出合った薬剤師が全てなんだよ。

だから、あなたがどんなに素晴らしい薬剤師でも、一人でがんばっているだけではダメだと思う。

そしてドラッグストアにいる薬剤師って、一般の人からしたら一番身近なんだよね。
そこをどうにかせずして、一部の向上心の強い人たちが専門性ばかり追求してるだけじゃ
理解される日は程遠いかな、なんて思ってしまいます。






Wednesday, January 25, 2012

風邪薬が効かない?

先週まで、雪空も一休みしていた金沢ですが。

今週に入り、打って変わって、これでもかー!と言うくらい、振り続けています。

ケーキを作るとき、小麦粉をふるいますよね。あんな感じで。サササササーと、どんどん積もります。そして時々カミナリ。


さて、雪が降ろうが、槍が降ろうが研究は続きます。
そして、車を手に入れたことをいいことに、調子に乗ってバイトを増やしました。
金沢に来てから調剤メインでしたが、最近はドラッグストアの売り場に出ることも多くなりました。

最近はもっぱら、風邪、口唇ヘルペス、口内炎、乾燥からの手荒れやあかぎれ、膀胱炎のお客さんが多いです。
寒さと乾燥から皆様、免疫力が低下していますね。

病気のお客さんには失敬ですが、薬剤師として、一般用医薬品関連業務は、とてもやりがいのある仕事です。

こちらから、個々に最適な提案をできる、というのはもちろんですが、病気の治療だけでなく、その後のフォローや予防についてもお話ができるからです。

お客さんや患者さんの中には、自分の病気のことや薬のことに非常に詳しい方もいらっしゃいます。

一方で、一般用の医薬品を間違って使用しているケースもよくみられます。
既に咳止めが含まれている総合感冒薬を服用しているのに、更に咳止めを追加服用してしまう、など。各成分には一日に摂取してよい最大容量があります。それを超えると有害事象が発生する可能性があります。


風邪薬(総合感冒薬)ひとつとっても、店頭には、何十種類もの商品があります。

風邪薬は、風邪の予防か、ひきかけか、初期(ひきはじめ)か、中期か、後期かによって使い分ける必要があります。しかし、一般の人はそれをほとんど認識しておらず、パッケージに書いてある情報や、CMのイメージで薬を選択しているように見えます。状態に合わない薬の選択は時に症状を悪化させます。


そもそも市販の風邪薬で風邪は治りません。なぜなら風邪の原因はウイルスだからです。
「風邪薬が効かないから、治らない」という人がいますが、それは違います。治らないのは、原因のウイルスを倒すだけの免疫力が足りないからです。


それでは風邪薬の目的は何でしょう。

それは、風邪の諸症状である、熱、のどの痛みや鼻水、咳、たんなどを改善する為です。

じゃぁ、なんで、風邪の諸症状を改善する必要があるのでしょう。

風邪の諸症状により、急激に体力が低下するのを防いだり、十分な休息を妨げないようにするためです。体力が回復しなければ、原因ウイルスをやっつける免疫力が保てないからです。




そもそも風邪の諸症状である、熱、鼻水、咳、たんは身体がウイルスをやっつけたり、身体の外に出そうがんばっているサインです。
なので、本来なら、症状がひどくなければむやみに抑えるべきではありません。

もちろん、小児や高齢者、高熱の場合や、体力が落ちている場合、持病がある場合、症状が激しい場合などはこの限りではありません。病院に行きましょう。


成人で体力がある程度ある人ならば、風邪は薬がなくても、水分・栄養をとって、加湿して、休めば治ります。
症状が辛いなら、適度に症状にあった薬を使用しましょう。でも薬だけ飲んでも、風邪は治りません。結局は栄養を補給して、休息することが回復への近道です。


風邪薬はくれぐれも、鼻水や咳を止めて、仕事をしたり外に出かける為ではありませんのでご注意を。仕事に穴を空けたくないなら風邪を引かないのが一番です。





参考:メルクマニュアル家庭版: http://merckmanual.jp/mmhe2j/sec17/ch198/ch198b.html

Tuesday, October 04, 2011

ドラッグストアで「ロキソニンS」「ガスター10」が買えない、 を読んで



ドラッグストアで「ロキソニンS」「ガスター10」が買えない

かけ声ばかりのセルフメディケーション



日経ビジネスの上記の記事を読みました。
この記事には残念ながらいくつかの大事な視点が欠けています。


まず、何の為に薬剤師がドラッグストアに必要なのか、という視点。

薬剤師は第一類医薬品を売るためだけに存在する道具ではない。
患者や消費者の健康と生活を守る為にいる。

なのに、一類が売れないから、売れるように規制緩和をする、と言うのは患者の健康・生活を守るという最も重要な視点から見ると、本末転倒である。


本来、薬剤師は、一類医薬品に限らず、OTC全般、健康食品、また食品や医療用医薬品との相互作用、さらには必要に応じて受診勧奨や生活アドバイスなどの相談を応需してきたし、今後もすべきである。

私も実際、薬剤師としてドラッグストアで勤務していて、受診勧奨が必要なお客さんに出会ったことが何度かある。そう言った際は、地域の医療機関に連絡を取り、対応していただく事も、薬剤師だからこそできる。

今後、薬剤師がバイタルサインをとったり、フィジカルアセスメントをできるようになっていけば、ドラッグストアの薬剤師がプライマリヘルスケアの一翼をにない、長期的支援も可能になるし、相談応需と医療機関との連携が更に重要になっていく。


それだけ重要な役割をになっているのだから、薬剤師のコストが高いのは当然である。
しかし、薬剤師をコストに見合った、更にはそれ以上の有効活用するかしないかは、経営者次第だ。
ドラッグストアが価格競争以外で勝負する余地があるのは相談応需による信頼の獲得である。それができる薬剤師を獲得できるだけの、魅力的な企業になること、またそのような薬剤師を育てるのは、教育機関とドラッグストア各社の義務である。



また、薬学生のドラッグストア就職敬遠傾向に関しては、最近の薬学生と話す限りは、だいぶ、その様な偏見は減ってきていて、むしろ、ドラッグストアこそが、地域の核となり、トータルヘルスケアを実現できる場である、という認識も広まりつつある、と感じる。


また、ドラッグストアの仕事は資格(専門性)に関係ない、と言うの主張も、
どのような業務をするかは各社の方針によって異なるし、そして、
何をするか、ではなく、重要なのは何の為にするか、である。

一般従業員が行える仕事であっても、薬剤師が行うことで意味が変わる。

例えば、ハンドクリームを求めるお客さんに対し、ただ、ハンドクリームコーナーを案内するのは一般従業員でもできるが、お客さんの手荒れに対し、化粧品か、医薬部外品で対応すべきか、医薬品で対応すべきか、また原因や症状によっては受診を勧めるべきなのか。
この判断ができるのは薬剤師だけ。
たかがこんな作業、と言ってしまえばそれまでだ。



来年度以降、ドラッグストアの薬剤師不足が緩和される、と言うのも甘い予測に聞こえる。実際、ドラッグストア各社は新卒採用に苦労を強いられているところが多い。また深刻な人材不足の問題を抱えているにも関わらず、会社の方針として、新規出店ラッシュが続いているという矛盾も存在する。更には、ドラッグストア業界は離職率が高い業界の一つでもあると言う一面もある。


私達薬剤師は、社会が自分達をどう評価しているのかに対し、もっと敏感にならなければならない。
そして、自分達の職能、専門性、役割、責任とそれらの可能性に関して、もっと、社会に発信していかなければならない。
そして社会のニーズに応えられるよう、日々、学び、積極的に取り組んでいく必要がある。






Wednesday, February 09, 2011

ドラッグストアから世の中をみる


年末年始。

年中無休。

「ドラッグストアの薬剤師なんて、雑用的な仕事ばかりで、専門性が活かせないんじゃないの?」

そう思っているあなたは、一昔前の時代を生きています。

現代の、そしてこれからの調剤併設ドラッグストアは違います。


大きな可能性を秘めています。



調剤業務はもちろん、

OTCや健康相談、

在宅医療

さらには終末期に対応出来る無菌調剤室まで。

年中無休なので透析患者さんなどにも対応しています。


夜間や休日など医療機関がやっていないときは、初期対応や医療機関への紹介もします。




また、医療だけでなく、地域の人々の生活がそこにあります。


介護に悩む家族の姿。


初めての子育てで不安を抱えるお母さん。

夏休みや冬休みになると、中高生が、ヘアカラー剤やピアスの穴あけを買いにきたり。

シーズンに応じて売り場作りもします。ちょっと前は風邪対策、今は花粉症、乾燥対策など。


地域において、専門知識を持った、専門家が、常に身近に、あらゆる健康の相談に乗ってくれる環境があったら、いいな、と素直に思うのです。







もっと力をつけて、戻ってきたいと思える職場です。


















Monday, November 29, 2010

ただいま営業中


薬剤師免許をとって、数年たちましたが、

やっと、免許を使う機会をいただきました。友人と会社に感謝感謝です。


卒業して、国家試験通ってすぐに協力隊でガーナに2年行っておりました。

行くときは張り切って、向こうの生活に早くなれて活動できるように、いっぱい準備をするものですが、
帰ってくるときというのは、日本社会になれるための訓練とかはもちろんありません(笑)

なので、この2年の経験を自分なりにまとめたり、振り返ったりという時間も十分に取れていません。

まぁでも、少しずつ、家族や友人と話したり、学校などでこどもたちに話したりする中で、
この経験は自分にとってどんな意味があったのか、整理できるようになってきました。

でも日本は本当に時間の流れが速い!
ことしもあと一ヶ月ですね。

2年間、ガーナで活動する中で、自分の知識や経験の不足を痛感したことが多々ありました。
また、保健分野で対策をする際に、主観や要望や経験だけでなく、客観的なデータをもとに、ニーズを把握し、優先順位を現地の文化や現地の人の視点で、現地の人とともに作り上げていくことが大事だと学びました。

そのような経験から大学院に進学することを決めました。

そして幸い、合格したわけですが。

日本の大学院は4月始まりなので、それまでしばし時間が。。。


学生時代の友人の紹介で都内のドラッグストアに勤務しています。
しばらく、この業界から離れていたので、毎日が勉強です。
同僚はもちろんですが、患者さんやお客さんから毎日学ばせてもらっています。

そして、会社の人事部の仕事も少しお手伝いさせていただいていて、就活をしている学生さんにお会いする機会がよくあります。
自分の進路や将来に対して悩んだり、迷ったり、不安になったり。。。
みんなとてもよく考えていて、私ももっともっと、広い視野で勉強しつつ、自分の人生を考えなければなぁ、と思います。

出張も時々あります。

今週は仙台に行きます。


移動は全然苦ではありません。

ガーナに比べたら、日本は便利すぎて、これまたついていけません(笑)



これからも、薬剤師や薬学関係者が自分らしく、いきいきと活躍できるような場を開拓していけたらいいな、と思います。