Thursday, May 14, 2009

第一四半期振り返り会議 1st Qrt Review Meeting


最近、活動と関係ないことばっか書いていたので・・・

こいつ遊んでんのか!?って感じなので。

たまにはマジメに、活動報告☆


今日は第一四半期の振り返りミーティングでした。

いつもどおり、開始時間は約2時間遅れのアフリカンタイム!


ガーナの人々は見た目とか形式をとっても重んじます。

どんな小さな会議でも、イベントでも、必ず初めと終わりにお祈りをします。

「今日のミーティングが実り多き会となりますように・・・」と言った具合に。

そしてまず、初めに、各地域の代表ナースから、現場での成果、課題などについて話されました。

クリニックに水がない、電気がない=冷蔵・冷凍庫が使えない→医薬品の管理が難しい。

検査室がない施設が多いのも、困難な点です。

外来患者の約半数はマラリア及びマラリア様症状なのですが、簡易検査キットだけでは、

マラリアと確定診断できないので、病院を紹介しなければならず患者も医療機関も手間・コストがかかります。

そして、昨年から全国規模で国民健康保険が始まったのですが、それまで郡単位で発行していた保険証と混在で現場は大混乱。重複登録などのミスもかなりの数で起きていることがわかりました。昨年から、妊産婦は無料で保険に加入できるので、多くの妊産婦が保険に加入しています。郡内の妊産婦だけで見ても、実際は700人のはずが、保健登録者は3000人。。。完璧何かがおかしいです。

また、料金滞納の問題や、期限切れの問題などもあります。

多くの人が医療にアクセスしやすくなった一方で、多くの人が郡に一つしかない病院を好み、地域のクリニック離れが進んでいてこれもまた問題です。病院は対象外地域からの外来患者が増加しているため、キャパシティを超えた対応を迫られています。

ところで、ガーナでは、ガーナ国籍でなくてもガーナに住んでいる人全員がこの保険サービスの恩恵を受けることができます。写真にも

当郡は、結核の症例はガーナの中では少ない方ですが、この3ヶ月で13症例が認められました。

結核の治療は、感知するまでに6ヶ月かかります。DOTSと言う、医療者の直接監視下で投薬が行われるという方針がありますが、それでも、様々な理由で治療を中断してしまう人がいます。

今回も1人、旅行か転出してしまい、フォローができなくなってしまったケースがみられました。

そして、このうち、12人がHIV検査・カウンセリングを実施。4人が陽性。2人が抗ウィルス治療を開始しました。HIV感染のみでは、急性感染以外で、すぐに生命にかかわる症状がでることは少なくなりましたが、HIV+結核となるととても厄介です。昨年もHIV陽性の患者さんを一人、結核で亡くしました。なので、結核+HIVの対策を強化していくことは今後もとても重要です。

そして、われらが母子保健部からは、私のカウンターパートである保健師さんから、妊産婦医療について話がありました。

10代の妊娠は昨年より減少傾向にあるものの、中絶は増加。

ガーナでは、暴行や妊婦の生命危機などの理由以外での中絶は法律で禁止されています。

学生のフォローアップは教育局と協力して対応する必要があると、州の担当者からコメントがありました。

また、母子感染予防のためのHIV検査は、検査数と普及率は年々上昇しているものの、いまだに、医療機関登録妊婦の6割を割り込んでおり、3%前後で推移している妊婦の感染率から見ても、検査漏れから防げていない母子感染があるのではないかと言う指摘もありました。しかしながら、我々が必要なだけの検査キットが州から支給されず、現場レベルではどうすることもできない問題であるため、再度州に、申し入れをする必要があります。

また、妊婦のマラリア感染防止のためのIPT(Intermittent Preventive Treatment for pregnant women)投与は本来、出産前に3回接種しなければならないのですが、みな、出産間近になってから診療所にくるので、フルドーズを投与できる妊婦は半数に留まっていて、これまた課題の一つです。

といった具合にだらだらと書いてしまいましたが、日々、勉強の毎日です。

来週は、各地域の代表ナース4人と、ユースグレンドリーサービスのワークショップに参加してきまーす!


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