Tuesday, December 25, 2012

海外で薬剤師として働きたい!



ブログを通して様々な出会いがあります。

一番多くいただくのは、執筆と講演のご依頼。(ありがたや!)
次に多いのが進路相談であります。(これまた嬉しい☆)

私も学生のとき、たくさんたくさん、悩みました。将来について悩むのは当然としても、誰に聞いてよいのかわからない、という状況が、また悩みを増幅させて迷路に迷い込ませるのです。
だから、私は、こうして、私を見つけて頼ってくれる方には最大限、力になりたいと思っています^^


さて、進路相談で、国際協力関係の次によく受ける内容は、

「海外で薬剤師として働きたい」
「海外で薬剤師として臨床を学びたい」
といった内容です。

私自身は海外での薬剤師としての臨床経験があるわけではないので、大したことは言えないのですが、幸い、私の周りには、海外で薬剤師として活躍されている日本人の方や、そのような経験をお持ちの方がたくさんいるので、知りえる知識を共有できればと思います。


まず、海外で臨床教育を受けた日本人薬剤師のネットワーク 「PharmD.クラブ」と言う会があります。
日本の薬学教育・薬剤師実務の水準向上に貢献するために、みなさん日々お忙しい中、教育活動や情報発信をされています。
http://pharmd-club.cocolog-nifty.com/blog/

海外で活躍している日本人薬剤師なんて、知らない!と思う方もいるかもしれません。
でも、この会に参加されている方だけでも、こんなにいます↓。そして場所も方法も多様ですね。
http://pharmd-club.cocolog-nifty.com/about.html
海外で臨床経験を積みたいと考えている方々にとって、先駆者の方々のたどってきた道は参考になるのではないでしょうか。


海外で実践的な臨床教育を受けたい!ということであれば、
ロンドン大学の臨床薬学修士課程(MSc in Clinical Pharmacy, International Practice and Policy
も有力な選択肢の一つになるかと思います。
こちらは、臨床現場で活躍する薬剤師向けのコースになっています。
このコースを修了した方が、ブログにコースの内容を説明してくださっています。(現在はUCL博士課程で国際的な薬学教育の研究をされている方です☆)
http://ameblo.jp/na-ph-2002/day-20111230.html

また、最初にこのコースを修了した方が「調剤室から消えた薬剤師」と言う本を書かれています。少し古い書籍になりますが、イギリスと日本の薬剤師を取り巻く環境の違いを知ることができると思います。


私の出身大学の明治薬科大学では、5年次に海外研修コースがありますが、イギリス研修に参加した優秀な優秀な後輩が、イギリスの薬剤師・薬学教育について簡単に解説した動画があり、とてもわかりやすくまとめてくれています。
http://emil-jp.com/media/watanabe/Player.html


あとは、大学時代からの親友が現在カナダで薬剤師免許取得にむけて勉強しておりますが、カナダの状況に関しては、以下のレポートがわかりやすいと思います。
http://emil-jp.com/user_page_pdf_list.html


薬剤師として、でなくても、テクニシャンとしてでも、海外の薬局で働きたい、と考えるかたもおられるかと思います。テクニシャンの資格などに関しては、国や州により規定がことなりますが、
カナダやオーストラリアなどでは、テクニシャンとして働くことは、機会があれば可能だと思いますが、現地における人脈などがないと、飛び込みでは難しいかもしれません。

ただ、アメリカに比べると、カナダは、薬剤師免許は日本の薬剤師免許があれば、一定の試験とトレーニングで書き換え可能なので、薬剤師免許取得にかかる時間は、薬学部に入りなおさなければならない他の欧米諸国より短いかもしれません。しかし、現地で就労できるかどうかは、また別の問題なので、タイミングもあると思います。


もし、将来、日本で働く可能性があるのなら、日本で薬剤師として経験を積んでから海外に行った方が、日本と海外の比較が可能なことと、帰国後の就労が、日本での経験がないよりはスムーズになると思います。


在学中に、海外の薬学に触れる方法としては、IPSF 国際薬学生連盟を活用するのが一番かと思います。IPSFには専門分野の交換留学制度と言うのがあります。
http://www.apsjapan.org/SEC/pg957.html
海外の病院や薬局などに1か月程度留学できる学生主体のプログラムです。
私も、学生のころ、これでアメリカに1か月留学しました。


志高く、視野を広く持って、将来について真剣に考えているみなさまにとって、少しでも参考になれば幸いです。












Thursday, December 20, 2012

成長のための選択

なにかに向かって突き進んでいる人

壁を越えようと闘っている人

なかなかうまくいかなくて悩んでいる人

みんなそれぞれ、がんばっている

私は、そういうがんばっている人
特に若い人
これから未来に向かって、
成長している人を
助けたり、応援したりするのが好きだ
と、
改めて思った。


学生団体を引退したとき
「一緒に活動しよう」って仲間に呼びかけることができなくなることが
とても寂しかった
当時の仲間はそれぞれの道でとても活躍していて、今でもとても大切な友達


いまやっと、
そうやってがんばっている学生たちに
ほんとわずかだけど、力を貸せる自分になれたかもしれないことが
嬉しい

でも、
まだまだ非力
まだまだ何も動かせない
まだまだ力になりきれない

もっと自分自身が成長しなければ。


ただ単純に
自分に向いている得意で楽しいことに目を向ければ
楽。
そして
そこである程度、なんとなく、自分がそれなりに、こなせる、ということはわかってる

でも
それじゃ
今以上の自分にはなれない

だから
敢えて
すごく魅力的で良い条件の環境が横にあることがわかっていても
今はより厳しい、条件を選ぶ。

それが自分に最も足りないものを獲得できる場所だから。

沢山の人に、意外だとか、必要ないとか、向いてないとか
色々意見ももらったけど
それはそれで、自分もよくわかっている

それも全部受け止めたうえで
また新しい道へ

そして、本当に実現したい世界に近づくために
一歩ずつ進んでいこう







Friday, December 14, 2012

スタートライン

本日、金沢大学で開催された、アントレプレナーコンテストに出場して参りました。

一般の方々のセルフメディケーションを推進する技術とサービスを提案し、優秀賞を頂きました。

審査員の方々からは、サービスとしては高い評価を頂きつつも、ビジネスとしては、まだまだ甘い点があり、現在の経済の動向からしても、起業するにはまだ足りない点が多々あることをご指摘頂きました。大変勉強になりました。

決して満足のいく結果ではありませんでしたが、大切なのは、より良い医療を実現すること。

なので、これを励みに、今後も、医療にもっと創造性を加え、人々に貢献していくことを目指して、もっと力をつけて、次は実社会で実践して参りたいと考えます。

他に発表された方々も、発表内容も、発表の仕方もとても素晴らしかったです。
このような起業家精神をもった仲間が金沢に沢山いることを誇りに思い、また嬉しく思います。


ご指導頂きました、起業家の先輩方、ありがとうございました。


Friday, November 02, 2012

FIP Congress(世界薬学連合世界大会)2012 参加者有志による報告会のお知らせ

先日参加した、FIPコングレス(オランダ)の報告会を開催します!
みなさまお誘いあわせの上、ご参加ください☆




本年のFIP(世界薬学連合)世界大会には119か国から薬剤師や薬学研究者が集まりました。 本年のFIP(世界薬学連合)世界大会には119か国から薬剤師や薬学研究者が集まりました。 詳細、お申し込みはこちらから! http://kokucheese.com/event/index/60385/
日時:2012年11月11日(日)14:00~17:00 懇親会 17:30~19:30 
内容(仮):各30分程度 



日本でも注目が集まっている、CDTMなど共同薬物治療の世界のトレンドや、各国の薬学教育や人材戦略について、また、薬剤師の資質のグローバルスタンダードや、この先薬学そして薬剤師が目指す方向性に関してなど、世界の薬学事情の一端をご紹介させて頂きます。 

会場:新宿西口 メディアボックス貸会議室 会議室C http://www.e-joho.info/eiwa/index.html
会費:学生(無料)、社会人:500円(資料代、会場費) 
※懇親会費別 
※報道関係者や採用関係者の方は事前にお申し出ください。別途ご案内致します。 

1. FIP(世界薬学連合)とは? 
2. 世界の薬学教育 
薬剤師の資質、薬学系人材の現状と戦略、薬学教育の現状調査 
3. 薬局薬剤師ビジョン2020、世界の共同薬物治療管理の実際 
4. 日本からのポスター発表者、参加者から感想 
5. 薬学生よりお知らせ 

Thursday, October 25, 2012

【告知】エイズ学生サミットでお話しさせて頂きます^O^


11月23日に慶応大学(三田キャンパス)で開催されますエイズ学会市民シンポジウムのパネルディスカッションにてお話をさせて頂きます!

ご都合よろしい方はぜひ!ご参加ください^O^







2012年11月23日15:0017:00
  • 慶應義塾大学三田キャンパス 西校舎519
  • 日本エイズ学会では、毎年、学術総会の開催に先立ち、社会との連携を目指して、学会前日に市民公開シンポジウムを開催してまいりました。
    今年度は、学術総会が大学のキャンパスを会場に開催されるという事もあり、この度の市民公開シンポジウムでは、学生・若者の斬新な視点に立って、HIV/AIDSに関する様々な問題を取り上げて活発に討論することを計画しております。
    HIV/AIDSは、感染している方、感染していない方という区別を超えた社会全体の問題として捉えなければなりません。そうした視点から、現在、HIV/AIDSに何らかの形で携わり、次世代を担う若い世代にパネリストとして参加して頂くことにしました。そして、自分たちの活動の紹介や自分たちの活動から見えてきたこと、感じたことを伝え合うと共に、共通の問題についてみなで討論していきたいと思います。若い世代の声を通して、市民公開シンポジウムに足を運んでいただいた聴衆の方々には、HIV/AIDSの問題は自分たちとは離れたところにある問題ではなく、まさしく、自分たちの問題であるという認識を持ってかえっていただければと思います。



第一部:基調講演
江副聡(UNAIDS)
「国連からみた世界のHIV/AIDS~UNAIDSの現場から」

中村うさぎ(作家エッセイスト)
「セックスと恋愛とパートナー」

第二部 パネルディスカッション
NPO法人[akta]、アフリカ医療研究会、NPO法人「難民を助ける会」、NPO法人「GLOW」、NPO法人「ぷれいす東京」



Friday, September 28, 2012

世界薬学連合100周年記念コングレスに参加します


来週から世界薬学連合(FIP)の100周年大会に参加しにオランダに行ってきます。

119か国から参加者が集まります。

http://www.fip.org/amsterdam2012/Amsterdam/2033/Home/

今回の注目の一つは世界初の調剤テクニシャンのシンポジウムが行われることです。世界ではテクニシャンがいるのが当たり前になっていて、役割や教育について各国の調査発表、ディスカッションが行われます。

もう一つ、個人的に注目しているのは、薬剤師の能力・資質(Competency)を明らかにするワークショップです。
薬剤師に必要な能力のグローバルスタンダードを明らかにすることで、薬学教育が目指すものがより明確になります。

帰国した暁には報告会をしたいと思いますので、興味のある方はご連絡ください^O^

Thursday, September 13, 2012

悩み

私自身はあまりくよくよ悩んだりする性格ではなく

大抵のことは、一晩寝れば、前向きに考えられるのですが。


一難去って、また一難

人生は悩みが尽きないものですね。

そんな話をカナダに住む親友としていた。



それで思い出したことがある。

一年くらい前に

あるセミナーに参加したとき。

たまたま隣に座った、私より10歳くらい年上の女性に、

「何か悩みはありますか?」

と聞かれた。

私は少し考えて

「そうですねぇ。もう少し痩せたいかな」

と、半分思いつきで、でも半分本気で答えたら

「そんなことしか悩みがないのがうらやましい!私なんて、娘が思春期で、どう付き合えばいいかわからないし、しかももうすぐお受験で。。。」
と抱える悩みを打ち明けてくれた。


確かに彼女が言うように、
幸い私は健康で、
平和な国に生まれ育ち、

今日明日生きていけるか、みたいな生命を脅かされるような不安があるわけでもなく、

家族も元気で、
自分のことだけ考えていればいいから、

のんきに生きているのかも。
と思った。


それにしても、
人の悩みって他人からはなかなか理解できないものだなーと思います。
私が太っているか否かに関わらず、
もし、本当に、
痩せられなくて悩んでいたら

「そんなくだらないことで悩んでるの?」
みたいな反応をされたら、傷つくと思う。
まぁ、そう見えなかったんだろうけど。
そして同じように、その女性の悩みは、私からしたら、「大変なんだなー」くらいで深く理解できないのも事実だし。

悩みは本人にとったら、この世の終わりくらいに深刻な問題だったりするけど、
周りの人からしたら、全然気にならないことだったりする。

さっきも書いたように、他にもっと深刻な悩みがないから、小さなことが気になってしまう、というのもあると思う。

一歩引いてみれば、こんなことで悩む暇があるなんて、なんて自分は幸せなんだろって見方もあるかもしれない。
そういうのって、一人で悩んでいると気づかないんだけど、
自分より明らかに深刻な問題に直面している人を見たりすると
自分の問題が些細なことに気づいたり。


悩んでる時間って
出口が見えなくて不安だったりするけど

自分と真剣に向き合う
大切な時間だと思います。
悩むことが許されるなら
存分に悩んで悩み通して、
そして決断した先には
きっともっと強い自分が待っている気がします。

だから、時々悩むのも、悪くないのかな。





Thursday, August 30, 2012

薬学生・薬剤師が海外で働く、国際キャリアを積むには その2



自分が学生だった頃
今よりもっと無知で
薬学部で学ぶ目的
その先に何があるのか
全然見えず

日本で薬剤師として働くことに魅力を感じず
とにかく広い世界に飛び出したかった(様々な経験を経て今は違う考えですが)


だから、薬剤師として国際的に活躍されている人を探そうと
色んな所に出かけて
色んな人に話を聞いて
何人かには会えたけど
何人かにしか会えなくて

誰に相談していいのか
何を目指せばいいのか
何年も悩んでいました。

だから私は
自分で自分の道を切り開こう、と。
そして、後に続く人のために、
情報を発信していこう、と心に決めたのでした。

おかげさまで
講演活動やMIL (http://emil-jp.com/user_page_pdf_list.html)をはじめとするその他薬学系の雑誌での執筆、Twitter, Facebook, そしてこのブログを通して、多くの同じ志を持つ仲間に出会うことができました。
ブログを書き始めて6年になりますがその中でも最もアクセスを頂いている投稿の一つがこちらです。↓

薬学生・薬剤師が海外で働く、国際キャリアを積むには



この記事を見て、進路に悩む薬学生が連絡してきてくれると、書いていてよかったなぁ、と心から嬉しくなります。


上記の記事は、すでにある程度やりたいことや目指すものが明確になっている人向けの記事ですが、もっと前の段階での相談も受けます。



「何からはじめたら良いのかわからない」

とか

「国際的な仕事がしたいけどどんな働き方があるの?」

などです。

なので、今回は続編として、特に国際保健系の情報収集にフォーカスして参考になりそうなリソースを紹介したいと思います。


<何から始めたらいいのか>
STEP1: 情報収集をしましょう。本を読んだり、メーリングリストやTwitter, Facebookなどで情報を集めることができます。

STEP2: 情報源から興味のあるセミナーやイベントに参加して、実際に活動をしている人の話を聞いたり、同じような志を持つ仲間を見つけよう。




☆参考書籍:

1.国際保健医療学 国際保健医療学会編集
2.世界と恋するおしごと- 国際協力のトビラ 山本敏晴 著

☆参考URL:
1.国際保健医療学会学生部会メーリングリスト
http://www.jaih-s.net/modules/tinyd/index.php?id=12
Twitter: https://twitter.com/intent/user?screen_name=jaih_s

2.国際協力NGOセンター http://www.janic.org/
国際協力に関する情報発信を行っています。Twtter, Facebook, メーリングリストもあります。

3.国際保健NGO SHARE http://nposhare.sakura.ne.jp/share/join/event/
国際保健に関する活動をしているNGOです。



<国際的な仕事がしたいけど、どんな働き方があるか>
医療系のバックグラウンドを持ち、国際保健分野で活躍することを目指すかたが必要な知識・スキル・人脈を獲得し、ステップアップする手段の一つとしてMaster of Public Health (MPH)の取得があります。日本でも長崎大学がMPHのコースを開講していたり、アジアですとタイのマヒドンが有名ですが、日本やアジアを基盤としていくなら、それも有効な選択の一つですし、そうでなければ一般的に欧米に優れたコースが多くあるように思います。

☆MPH(Master of Public Health)留学関係参考URL

 http://square.umin.ac.jp/kj/mph/body.html
 http://www.gradschool.jp/blog3/6_/mph/
 http://ameblo.jp/drcityangel/



☆大学院で国際保健や公衆衛生(MPH)を学んだ後の進路の例
国際機関や政府またはNGOの専門家、民間のコンサルなどが多いように思います。
http://www.geocities.jp/yohkocco0407/int_coop.html
http://www.tm.nagasaki-u.ac.jp/mph/entrance/sinro.html 


参考になれば幸いです。

進路に関する相談、随時受け付けております。
ページ右下のメールフォームに直接入力をしてご連絡ください。






Monday, August 27, 2012

命の重さ

シリアで日本人ジャーナリストの山本美香さんが亡くなりました。

いつも社会的に弱い立場にある人々に目を向けていた姿勢にとても共感します。


「無関心は罪である」
で言うことも以前おっしゃっていました。

彼女が亡くならなければ、
シリア情勢がこんなに大きく日本で報道されることはなかったのかもしれない、と思うと
とても皮肉にも思えます。

彼女が亡くなったことで、
彼女の周りや日本の人々が深い悲しみに包まれると同じように
毎日、シリアの戦禍の中で
多くの人々の命が失われ
悲しんでいる人々がいることを
私たちは知らなければいけないと思います。

ガーナにいたころ
隊員だった息子さんを亡くした親御さんに会う機会がありました
「息子が生きているうちに、よくやってるなと誉めてあげればよかった」
といった言葉が印象的でした。

私にも今日も世界の最前線で厳しい状況にある人々を救うために
任務にあたっている友人が何人もいます。
その言葉を思い出し
「あなたのしていることは素晴らしい。そしてどうか無事に帰ってきてほしい」
とすぐにメールを打ちました。


ガーナで生活していた時
2年間で何人もの同僚や友人を亡くしました。
ガーナは幸い平和な国ですが、
やはり日本とは衛生環境も、事故や事件の起こる確率も違います。
人生の中で身近な人の死を
あまり経験してこなかった私にとっては
重い経験だったとともに

人生とは、人の生命とは

考えさせられた日々でした

ガーナで公務に当たる日本人が
生命に関わる病気や怪我をした場合
日本政府は最大限の手を尽くします。
本人に過失があろうとなかろうと
時には、最新の医療設備が整ったヨーロッパまで
緊急輸送して治療を施すこともあります。

一方
普段、我々が一緒に働く現地の同僚に同じことが起きたとき
現地の医療機関が対応します。
大抵の場合、命は助かりません。

同じように日々過ごしている者同士なのに
こんなにも扱いが違うなんて
本当に矛盾だらけです

日本人の命も

戦禍にあるシリア人の命も


同じ一つの命のはず

その尊い命が

今日も失われているということを

山本さんは日本の人々に伝えたかったのかもしれないけれど、


日々、人々の関心は薄れていく


自分もアフリカにいた当時と比べたら

明らかに世界に対する関心が薄れている

大事なことを思い出させてくれた

できごとでもありました。

ありがとうございました。


ご冥福をお祈りします。












Tuesday, August 21, 2012

いじめられている君へ

毎日を生きることが

ただただ辛くて


生きている意味ないと思うかもしれない


自分が消えてしまった方が楽だって

そんな風に思っているかもしれない。

私は医療に関する仕事をしています。

人の命を守る仕事です。

医療の仕事をする上で

大切なことはたくさんあります。
その中で最も大切なことの一つが、
患者さんや家族の方々の気持ちに寄り添うことです。

病気やケガ、障がいを抱えている人は

身体がしんどい

でもそれだけでなくて、
心がしんどい人もたくさんいます。

この病気は治るのかな。

私、しんじゃうのかな。
仕事は続けられるのかな。
治療費は払えるかな。
病気だって周りの人に知られたら、煙たがられるかもしれない。

悲しみや苦しみ、不安

その内容や程度は人それぞれ。

本人にしかわからないことが多いから、

それが更にその人を大変にさせるんだと思います。


どんなに頭が良くても

どんなに技術が優れていても
人の痛みをわからない医療者は
本当の意味で人を助けられないと
私は思っています。


あなたのように、辛い、苦しい思いをした人にしか

できないことがあります

それは

同じように苦しんでいる人を助けること

人の痛みを理解することは

とても難しいです。

みんな違う人間だから
完全に理解することは
たぶん無理なのかも。

でも
辛い人、苦しい人に
ただ寄り添うことはできるし、
少しでもわかろうと
努力する気持ちは伝わります


いまはとにかく辛くて
この世の終わりだと思うかもしれないけれど

あきらめないで、信じてほしい。


あなたが辛く、悲しいとき、あなたの心に寄り添いたいと思う人が必ずいます


そして、
あなたにしかできないこと
あなたにしか救えない人がいます

だからどうか
生き抜いてほしい




Wednesday, August 01, 2012

R.I.P


IPSF時代からお世話になってきた、FIP事務局長 Ton Hoek 氏が逝去されました。

http://www.nichiyaku.or.jp/?p=16613

長い間、闘病しながら任務にあたっていたことは存じておりましたが、FIP100周年記念Congress直前に亡くなってしまったのは残念です。

強いリーダーシップでFIPを改革、牽引してきた一方でいつも穏やかで優しい方でした。

R.I.P

Sunday, July 22, 2012

講演報告「国際協力のウラ・オモテ」 6月21日@富山


先日、富山大で医療系学生に向けて、国際協力についてお話しさせて頂きました。

質問も活発に頂き、参加者それぞれが考え、何かを感じ取ってくださったようです。^^

頂いた感想を以下にいくつか抜粋して掲載します。
-----------------------------------------------------------------------------

○国際協力の話だけでなく、そもそも、人が人に何かをしてあげると言うことは、本当に難しいなぁと思いました。与える側に悪意はなくても、もらう側からしたら、必ずしも必要とされているかはわからないし、その結果がいい影響を残し続けるとは限らないんですよね。

○ものすごく貴重なお話ありがとうございました。何が本当の協力なのか、本当に必要なのか。私も自分の目で色々見たいと思っています。後町さんの話を聞いて勇気をもらいました。

○ニーズとディマンドの話や今の満足とその先の向こうまで考えることの話がよかった。

○ガーナの人のように自分の国が好きと言えるようになりたいと思った。

○国際協力を美談にしてはいけないと思いました。話を聞く前だったら、「すごいなぁ」で終わってしまっていました。「情報のその先に何があるのか」考えるきっかけになりました。

○今日のセミナーは自分の将来を考えるきっかけになりました。

○日本でも老いるものも、若い者も、健康な人も病を持つ人も、互いに学び与え合う関係が健康でシアワセな社会なのかなと思いました。
支援をするばかりでなく、そこから学ぶ姿勢が必要だと思いました。

○相手のためを想って、自分ができる範囲の最大限のことをするってのが大切なのかな、と想いました。私はこの国を誇りに思っています。

○相手の気持ちを無視したようなことをしてはいけないと思いました。どんな場でもその場で求められることをまず考えられるようになりたいと改めて感じました。

○「それは本当にその人のためになっているか」この言葉は、医療人として接するときも常に考えなければいけないことだと思いました。

---------------------------------------------------------------------------------

参加学生による報告はこちら→http://blog.livedoor.jp/peachfulworks/archives/7221455.html

富山大学医療問題研究サークル Peachful worksのみなさん貴重な機会をありがとうございました!!


次回の講演予定は8月4日、横浜です。
http://www.yaaic.gr.jp/yaaic/1336.html








Friday, June 01, 2012

伝える→心を動かす

今月は金沢、大阪、富山で3回ほど、お話をさせて頂く機会を頂いております。
それぞれのテーマも対象も別。
どんな出会いや発見があるか、今から楽しみです^^

最近は途上国の医薬品の品質を調べているので、朝から晩まで研究室にこもりきりのことが多く、
人と話す時間が少ないので、このような機会を頂けることは本当にありがたいことです。

第1回は今週日曜、薬学生向けにお話しします。

学生時代の活動の話から現在のキャリアに至るまで、未来の薬剤師仲間に向けて、将来につながるお話をしたいと思っています。

学生時代、組織運営をする上でいつも心掛けていたこと。「何」ではなく、「なぜ(何のために)」。

それを非常にわかりやすくまとめてくれている動画があります。

内容だけでなく、プレゼンスタイルも非常にシンプルで、参考になります。

さて、私も参加してくれた人の心を動かすようなお話ができるよう、準備を進めてまいります^O^

Saturday, May 05, 2012

ガーナ協力隊時代の活動レポート

学生時代からお世話になっている、薬学生応援マガジンMILがこのたび、Webバージョンをスタートしました。

バックナンバーから、ガーナの協力隊時代に連載させて頂いていた、

「世界へ飛び出そう。薬剤師として国際協力を志す」

http://emil-jp.com/user_page_pdf_list.html

もご覧いただけます!



医療人として


私に国際協力の道を歩むきっかけを下さった恩師が、病気の再発・悪化に苦しんでいます。


以前、身内で体調を崩した者があった時も、アフリカで活動していた時も、同じように、薬剤師という医療者でありながら目の前で苦しんでいる人の力になれない自分を悔しく思いました。

大学院に進学し、なぜ研究を続けない、なぜ企業に行かない、と言う声も多々あります。
それも理解できるし、自分としても興味はあります。


それでも敢えて、今だからこそ、私は医療人として、経験を積み、成長していきたいと思います。

改めて、医療人として生きていきたいと思い知らされた一件でした。


Tuesday, May 01, 2012

教育の最大の課題

久々の投稿です。

2月にフィリピンに渡航してから、研究の方がバタバタしていて、なかなか落ち着いてモノを書く時間がとれませんでした。
反省。


さて、
尾藤誠司先生の「ヒポクラテスによろしく」
接遇技術とコミュニケーション、その似て非なるもの
http://cmad.nikkeibp.co.jp/?4_151810_244087_5 

を読みました。


技術がある=うまくできるわけではない

という論理は非常によくわかります。

でも、うまくやるためには技術は欠かせないもの。

これもよくわかります。


国際的な舞台でよく目にするのが、

語学が堪能だけど、コミュニケーションがうまくとれない日本人。

多くの人は、語学というスキルがあれば、簡単に海外の人とコミュニケーションがとれると
往々に勘違いしています。

しかし、語学にしても、接遇技術にしても、すべてはコミュニケーションを円滑にするための
補強的要素でしかないのです。

相手のことを思いやるマインドが根底になければ、どんなにスキルがあってもうまくいきません。
また、マインドさえあれば、技術はあとから着いてくることが多いです。

じゃぁそのマインドはどうやったら育つのか?

それは教育の最大の課題かもしれません。



Wednesday, February 08, 2012

現代の薬剤師を取り巻く問題の縮図か

ヤフー知恵袋にて、一見残念な(゚◇゚)な?

はたまたとても勉強になる投稿を発見しました。http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1080840820


<要約>
「薬剤師って高時給ですよね。
それでいて、ドラッグストアなどで質問してみたりしてみても、冴えない回答しかもらえなかったりすると、薬だけに具合が悪い時などに、どれが良いか、や成分など少し深い質問をしてみたりすると、本当にガッカリします。
求人広告などを見るたび、ちょっと腹立たしい気持ちにさえなってしまいます。
国家資格も最近は、薬科大学さえ入れれば覚えれば
簡単に解ける、合格する5択と聞くし、他の知恵袋では合格率も60%近く
という高確率。
特にこのご時世、もっと時給を他の業種と同等にしてもらいたいです。
ドラッグストアでの売り上げも、’この人たちの給料払ってるみたい’
なんて思いがよぎり、安く買っても腑に落ちない気になります。」




お客さんの役に立てずがっかりさせ、更には立腹させ、不満を募らせる。
そんな薬剤師ってある意味すごい。

これに対して、薬剤師サイドの人々は、
「そう思うならおまえも薬剤師になってみろ」的な回答。
何が残念って、そんな風にしか反論できないのが残念ではないだろうか。



そして極めつけのベストアンサーはコレ。

「そもそもドラッグストアの仕事は、薬剤師業務とかけ離れた物で、わざわざ希望して就職する薬剤師はあまりいません。」

。。。。、、(・ε・。)ォィォィ


他にもいーっぱい、薬剤師か薬剤師の味方?の人々が、質問者さんに回答してるんだけど、質問者さんが選んだベストアンサーはこれなのさ。

選ばれなかった人々の意見は正当だと思う。
だけど、一般の人の心を動かせない。
なぜでしょうね。


なんか、これが現代の薬剤師の問題点の縮図な気がしてしまう。

みなさんどう思いますか?


ちなみに、ドラッグストアに希望して就職薬剤師もいますよ。一昔前よりは増加傾向にあるんじゃないかな。在宅医療などに力を入れてるとこもあるし。一応補足させていただきます。
私は薬剤師ですが、ドラッグストア勤務を楽しんでますよ~
お客さん、患者さんから学ぶことが沢山。そして、日々勉強☆



私自身も、素晴らしい薬剤師が日本にたくさんいることは知っています。(業界に入るまでは知らなかったけど)

でもね、患者さんや、お客さんからしたら、その時出合った薬剤師が全てなんだよ。

だから、あなたがどんなに素晴らしい薬剤師でも、一人でがんばっているだけではダメだと思う。

そしてドラッグストアにいる薬剤師って、一般の人からしたら一番身近なんだよね。
そこをどうにかせずして、一部の向上心の強い人たちが専門性ばかり追求してるだけじゃ
理解される日は程遠いかな、なんて思ってしまいます。






イリョウホウカイ



みなさんこんばんは!
フィリピンにおける偽造医薬品及び品質不良医薬品調査の日程に来週から行ってきます!
準備も大詰めです。

今日、大学の帰り道に、道路が凍結していて、自動車が事故を起していました。
みなさま、お気をつけください。

さて、先日、地域医療がうまく回らないのは医師偏在のため?

http://drsammy.cocolog-nifty.com/haguredoctor/2012/02/facebook-c9ea.htmlという記事をFacebook上で紹介し、それについて会話していたところ、長々と書いてしまったので、ブログに載せてみます。

日本の医療は、GDPに占める医療費の割合がOECD加盟国の中でも低水準であるにも関わらず、高質を保たれてきた背景には医療者の良心があるのではないかと思います。しかし、更なる医療費抑制や訴訟問題に加え医療者不足による過酷な労働環境により、医療は崩壊してきています。

医療者の安心あっての医療安全です。

労働基準法は医療機関に適用されないのでしょうか。

一般の人々から見て、医療者の労働や給与の現状に対する正しい認識が不足しているようにも感じています。


「医療者は儲かっている」
「医療者なんだから患者のために生活を犠牲にするのはしょうがない」
といったような。



偏在に関しては、そもそも、問題は偏在なのか?と言う疑問もあります。絶対的な医療者の数の増加と、効果的なパフォーマンスを生み出す役割の最適化なしには、いくら現存の医療者の配置だけ変えても、改善はないのではないでしょうか。


適切な政策と、現場からの改善のアクションが必要かと思います。


☆以下参考リンク☆
医療変革のリーダーが語る「これからの日本の医療」とは
http://www.carenet.com/utility/kitahara/

第2回神戸ICTフォーラム
http://www.ustream.tv/recorded/19658537




Wednesday, January 25, 2012

風邪薬が効かない?

先週まで、雪空も一休みしていた金沢ですが。

今週に入り、打って変わって、これでもかー!と言うくらい、振り続けています。

ケーキを作るとき、小麦粉をふるいますよね。あんな感じで。サササササーと、どんどん積もります。そして時々カミナリ。


さて、雪が降ろうが、槍が降ろうが研究は続きます。
そして、車を手に入れたことをいいことに、調子に乗ってバイトを増やしました。
金沢に来てから調剤メインでしたが、最近はドラッグストアの売り場に出ることも多くなりました。

最近はもっぱら、風邪、口唇ヘルペス、口内炎、乾燥からの手荒れやあかぎれ、膀胱炎のお客さんが多いです。
寒さと乾燥から皆様、免疫力が低下していますね。

病気のお客さんには失敬ですが、薬剤師として、一般用医薬品関連業務は、とてもやりがいのある仕事です。

こちらから、個々に最適な提案をできる、というのはもちろんですが、病気の治療だけでなく、その後のフォローや予防についてもお話ができるからです。

お客さんや患者さんの中には、自分の病気のことや薬のことに非常に詳しい方もいらっしゃいます。

一方で、一般用の医薬品を間違って使用しているケースもよくみられます。
既に咳止めが含まれている総合感冒薬を服用しているのに、更に咳止めを追加服用してしまう、など。各成分には一日に摂取してよい最大容量があります。それを超えると有害事象が発生する可能性があります。


風邪薬(総合感冒薬)ひとつとっても、店頭には、何十種類もの商品があります。

風邪薬は、風邪の予防か、ひきかけか、初期(ひきはじめ)か、中期か、後期かによって使い分ける必要があります。しかし、一般の人はそれをほとんど認識しておらず、パッケージに書いてある情報や、CMのイメージで薬を選択しているように見えます。状態に合わない薬の選択は時に症状を悪化させます。


そもそも市販の風邪薬で風邪は治りません。なぜなら風邪の原因はウイルスだからです。
「風邪薬が効かないから、治らない」という人がいますが、それは違います。治らないのは、原因のウイルスを倒すだけの免疫力が足りないからです。


それでは風邪薬の目的は何でしょう。

それは、風邪の諸症状である、熱、のどの痛みや鼻水、咳、たんなどを改善する為です。

じゃぁ、なんで、風邪の諸症状を改善する必要があるのでしょう。

風邪の諸症状により、急激に体力が低下するのを防いだり、十分な休息を妨げないようにするためです。体力が回復しなければ、原因ウイルスをやっつける免疫力が保てないからです。




そもそも風邪の諸症状である、熱、鼻水、咳、たんは身体がウイルスをやっつけたり、身体の外に出そうがんばっているサインです。
なので、本来なら、症状がひどくなければむやみに抑えるべきではありません。

もちろん、小児や高齢者、高熱の場合や、体力が落ちている場合、持病がある場合、症状が激しい場合などはこの限りではありません。病院に行きましょう。


成人で体力がある程度ある人ならば、風邪は薬がなくても、水分・栄養をとって、加湿して、休めば治ります。
症状が辛いなら、適度に症状にあった薬を使用しましょう。でも薬だけ飲んでも、風邪は治りません。結局は栄養を補給して、休息することが回復への近道です。


風邪薬はくれぐれも、鼻水や咳を止めて、仕事をしたり外に出かける為ではありませんのでご注意を。仕事に穴を空けたくないなら風邪を引かないのが一番です。





参考:メルクマニュアル家庭版: http://merckmanual.jp/mmhe2j/sec17/ch198/ch198b.html

Wednesday, January 11, 2012

イノベーションを起こす人々との出会い in 神戸

週末、神戸ICT医療イノベーションフォーラムに参加してきました。


「ICT」と聞くと、システムやデバイス、その他情報技術の専門用語が飛び交うような難しい話ばかりかなーなんて思って参加しました。

ところが!

それは誤解でした。

このフォーラムを主催している、チーム医療3.0 の先生方は、現場で患者と向き合い、
日本の医療が抱える問題を真摯に見つめ、そこから課題の本質を見極め、その解決を助ける一つの効果的な手段として、ICTの技術を導入、活用、改善しているということがわかりました。

チーム医療3.0の先生方は明確なビジョンを持っています。
そしてそれに向けて確実にやるべきことを実行している。
そして、革新的な技術、取り組みを自分のために使うのでなく、
広く多くの人の利益になるように、広める前提で進めている

「オープンイノベーション」

本気でイノベーションを起こす人とはこう言う人たちのことを言うのだと思いました。



演者の一人の医師が

「経験を積めば、手術に対する不安がなくなるわけではない。PHSがなるたびに動悸がする」

と言ったのは印象的だった。


どんなに優秀な医療者でも
一人では患者を救えない。


また、このフォーラムを主催してくださった、神戸大の杉本真樹先生がおっしゃった

「医療の安全は医療者の安心から生まれる」

という言葉に非常に共感した。


ICT技術の医療現場への導入は、医療において最も重要な

「情報共有」=「シェア」

をしやすくする。

今回のフォーラムでも何度もこの言葉を聞いた。


一刻をあらそう救急医療においても、
在宅医療での医療者間の協力においても
患者さんとのコミュニケーションにおいても
医療者教育においても。



ただ、現状を振り返ってみると

日本の医療機関のほとんどを占めている、中小規模の病院には、
まだ電子カルテすら導入されていないところが沢山ある。

環境も、知識も技術も
ある人・所とない人・所で大きなギャップを感じる

このままだと、その差は広がる一方なのか。

やはり、国や地方自治体の支援と標準化が必要ではないか。


ガー・レイノルズ氏のプレゼンセミナーや、薬局3.0の狭間先生をはじめ、一人一人の演者の先生方の話からも、多くのことを学びましたが、ここには書ききれないので、別途報告したいと思います。また、未来の医療を共に作る、学生との出会いもあり、充実した一日でした。

最後に、

「我々医療者は、病院で人々が病気になるのを待っていてはいけない」

と言う杉本先生の言葉が心に残りました。


私も自分のやるべきことを
一つずつ、実行していく元気と活力を頂きました。

ありがとうございました。






























Monday, January 09, 2012

イメージングと言う世界

週末、神戸でイメージングのセミナーを受けてきました。

イメージングはイメージトレーニングやイメージ療法、成功哲学などの根幹となる考え・方法です。


普段、科学的な世界に生きる人間にとっては、イメージングがそれを使う人間そのものだけでなく、外部の人やモノに影響する、という考え方はにわかに受け入れがたいというのが正直な感想です。
しかしながら、そのような世界が存在することや、そのものが持つものすごいパワーも感じました。

イメージ力を活用することで、健康や勉強、ビジネスがよりよい方向に向けることができる。
単に思考するだけではなかなか物事は実現しないが、五感を最大限に使い、具体的にイメージをする、それを潜在レベルまで落とし込むことで現実化することが可能になる。

私たちは恐怖を植えつける教育により、「~しないようにしよう」と無意識になりたくない姿ばかり具体的にイメージするクセがついている。
一方で、なりたい自分や目指すものについては、ただ
「~になったらいいな」ぐらいで、具体的にイメージすることなく、終わっている。


「やる気をだす」と言う発想でなく、楽しく、ワクワクすることをすればいい


やせている人を美しいと考える人がいる一方で、太っている人こそ美しいと考える人もいる。


世の中に常識なんて無い。
それは過去の誰かの価値観に影響されているだけ。
事実は同じ。でも人によって、それをどう見るかは異なる
真実が見えているか


限界を決めているのも自分自身。
やる、やらないは自由。
でも本当はやりたいのに、できない、と諦めるのはもったいない。

まずは受け入れること。
憎しみは必ずしも改善の助けにならない。
自分の価値観を形成している基準のほとんどは幼少期に形成されるため、
そのもの自体は自分のせいではない。
でも、それに気づいて、自分がハッピーになるために、それに変化をもたらすことが必要なら、
した方がいい。


自分を見つめ、これから自分がどうあるべきか、考えました。
一年のスタートにふさわしいセミナーでした。



Thursday, January 05, 2012

あけまして2012 New year greetings from Kanazawa


昨年、日本は災害に見舞われ、年明けを喜ぶ気分でない方も多くいるかもしれませんが、今年が明るい年になるよう願いをこめて、「あけましておめでとうございます。」

金沢での生活も残すところ一年少々(予定は未定?)

北陸を開拓&満喫して行きたいと思います☆

本年もどうぞよろしくお願いします。

Last year, we faced so many challenges because of the disaster, so wising the new year of 2012 will be bright year for all.


Yoko Gocoho