私自身はあまりくよくよ悩んだりする性格ではなく
大抵のことは、一晩寝れば、前向きに考えられるのですが。
一難去って、また一難
人生は悩みが尽きないものですね。
そんな話をカナダに住む親友としていた。
それで思い出したことがある。
一年くらい前に
あるセミナーに参加したとき。
たまたま隣に座った、私より10歳くらい年上の女性に、
「何か悩みはありますか?」
と聞かれた。
私は少し考えて
「そうですねぇ。もう少し痩せたいかな」
と、半分思いつきで、でも半分本気で答えたら
「そんなことしか悩みがないのがうらやましい!私なんて、娘が思春期で、どう付き合えばいいかわからないし、しかももうすぐお受験で。。。」
と抱える悩みを打ち明けてくれた。
確かに彼女が言うように、
幸い私は健康で、
平和な国に生まれ育ち、
今日明日生きていけるか、みたいな生命を脅かされるような不安があるわけでもなく、
家族も元気で、
自分のことだけ考えていればいいから、
のんきに生きているのかも。
と思った。
それにしても、
人の悩みって他人からはなかなか理解できないものだなーと思います。
私が太っているか否かに関わらず、
もし、本当に、
痩せられなくて悩んでいたら
「そんなくだらないことで悩んでるの?」
みたいな反応をされたら、傷つくと思う。
まぁ、そう見えなかったんだろうけど。
そして同じように、その女性の悩みは、私からしたら、「大変なんだなー」くらいで深く理解できないのも事実だし。
悩みは本人にとったら、この世の終わりくらいに深刻な問題だったりするけど、
周りの人からしたら、全然気にならないことだったりする。
さっきも書いたように、他にもっと深刻な悩みがないから、小さなことが気になってしまう、というのもあると思う。
一歩引いてみれば、こんなことで悩む暇があるなんて、なんて自分は幸せなんだろって見方もあるかもしれない。
そういうのって、一人で悩んでいると気づかないんだけど、
自分より明らかに深刻な問題に直面している人を見たりすると
自分の問題が些細なことに気づいたり。
悩んでる時間って
出口が見えなくて不安だったりするけど
自分と真剣に向き合う
大切な時間だと思います。
悩むことが許されるなら
存分に悩んで悩み通して、
そして決断した先には
きっともっと強い自分が待っている気がします。
だから、時々悩むのも、悪くないのかな。
ちょうど、そのカナダの親友がメールしてくれて、「迷うだけ迷えばいい。その迷いが大きいほど、偉大なものが生まれるはず。」という松下幸之助の言葉をくれた。
ReplyDelete離れていても心が通じているんだなぁ