Tuesday, August 04, 2009

郡保健局の半年振り返り会合


7月の最終週はJICAの技プロの終了時評価ミーティングに郡保健局の半年報告会に、郡内医療スタッフのトレーニングなど盛りだくさんの一週間でした。

半年報告会では、カウンターパート、同僚と一緒に半年間の母子保健部データをプレゼンテーションにまとめました。

母子感染予防のための検査はここ3年間で比較してみて徐々に普及が拡大してきているのですが、一般のHIV検査(CT)に関しては、昨年に比べ、今年はパフォーマンスが落ちています。これは、CTが国、州からの予算と検査資材の供給に依存していることが一因で、現場スタッフのモチベーションが高くても、実行に移せないことが問題です。

昨年は妊産婦の死亡が2件あったが今年は0(ゼロ)件!バンザイ!危険なケースもあったけど、クリニックの助産師と病院のナースの連携でなんとか回避。みんな良くがんばってる!ありがとう!

十代の妊娠は昨年の半年で208件から125件に減少しているものの、10代前半(1014歳)の妊娠が昨年半年で2名だったのが24名に増加しています。中絶も全体で68件から111件に増加し、10代の中絶も、8件から19件に増加しました。

郡保健局では、学校やコミュニティで若者に対する啓発活動を行っていますが、状況は改善していないため、これからもっと若者の教育と、郡内施設のユースフレンドリー化(時間・内装・サービス)を推し進める必要があります。

次の日は、郡保健局のスタッフにより、郡内医療スタッフのトレーニングを行いました。

保健局スタッフと相談し、時間をもらい、私はエイズ対策について話をしました。

エイズの歴史、基礎知識、対策のコンセプトやアプローチ方法、注意しなければならないこと、HIV検査や母子感染予防の大切さなどについて話しました。最後に、助産師に陽性者の手記を朗読してもらいました。はじめ、自分で読もうと思ったのですが、ダイレクターのアドバイスで参加者に読んでもらうことにしました。

予想以上にとても上手で、みんな真剣に聞いてくれました。「とても勉強になった。」「データや情報だけでなく、実際の例などを交えて話してくれておもしろかった」という感想をもらうことができました。

最後に、ダイレクターが9月から異動になると発表が!郡役所のダイレクターも異動で、JICAの技プロも終わるからいままで一緒に活動してきたPPAGオフィサーも異動。
1年かけて築きあげてきた人間関係のもと、やっと何か行動が起こせるか!?というときに政権交代の波を受けてのこの人事異動の嵐。
アーメン。。。

今週はアクラで国際薬学会議があるため、ダイレクターと出張です。
第3週は隊員総会にバイク講習。
そして8月が終われば1年報告会。
時間がどんどん過ぎていくよ~!!


2 comments:

  1. Anonymous10:45 am

    ようこちゃんすごい!ちゃんとプレゼンやってるんだねぇ。ようこちゃんの伝えたいことがちゃんと英語でも伝わってるみたいで、同じ語学クラスの仲間としても嬉しいよ~っ。

    もう1年になるんだね。早い!(ちえこ)

    ReplyDelete
  2. ちーちゃん
    なんとかやっと、少しずついろいろできるようになってきたよ。どれだけ伝わっているかはわからないけど、自分のできることがあるって幸せだよね。

    ほんと、あっと言う間に時間が過ぎていくよ~

    ReplyDelete