ひとりひとりが豊かに暮らせる社会を創るお手伝いをする薬剤師の日記。 学生時代に国際薬学生連盟(IPSF、オランダ)で本部役員として活動し、25か国を訪問。2008年より2年間青年海外協力隊エイズ対策隊員としてガーナで活動。帰国後、金沢で国際的な医薬品の品質、流通、政策を研究。病院薬剤師、医療者教育コンテンツの企画制作・編集者を経て医療経営コンサルタントに。講演・執筆、セミナー企画運営、キャリア支援、医療通訳・翻訳などにも取り組んでいます。 A pharmacist wishing happy world! IPSF executive committee member 2005-06, JOCV, HIV project coordinator in Ghana 2008-10, 2011- researcher on drug management and policy. 2013- Clinical pharmacist at international hospital. 2015- Educational content producer.
Saturday, January 31, 2009
ガーナ人
ガーナ人、と一言で言っても様々です。
日本にもいろんな人がいるように、ガーナにもいろんな人がいます。
でも、一般的に明るく、フレンドリーで親切な人が多いと感じています。
道を歩けば、「オブロニ!」(白人)と呼ばれ、すれ違いざまには、必ず、挨拶&元気か?と聞かれます。
また、地域や民族によっても、傾向があるようで、北部は穏やかでマジメな人が多いとか、真ん中らへんは、アグレッシブ&お金に対する執着心が強いと聞きます。
もちろん、みんながみんなそうじゃないんだろうけど。
今週金曜日は、配属先の郡保健局の2008年の活動を振り返る、報告会でした。
プレゼンや報告書の準備で、週の大半をデスクワークに費やしました。
最後に、昨年の成果を元に、郡内のベストワーカーやベストファシリティーの表彰が行われ、私のカウンターパートが、保健局のベストワーカーに選ばれました!!
彼女は、看護師&助産師&保健師で、勤勉で謙虚でとてもやさしい女性です。
いつも、多くの仕事をこなす姿を間近で見ている私は、彼女の功績が評価されたことが、とても嬉しかったです。
そして、表彰のあと、これは私一人の力ではないから、と、報奨金を、母子保健部の同僚に配分したことにも、さらに驚きました。
優秀で実力があるのに、驕ることなく、また、お金に執着心の強い人が多い中で、周りの人への感謝や心遣いを忘れない彼女はやっぱりすごい!と思いました。
いい人が多いから、時々、だまされてショックを受けたり、人を信用するのが嫌になったりすることもあるけれど、それでもやっぱりガーナ人とか日本人とか関係なく、素晴らしい出会いの方が多いし、そこから学ぶことも多いので、ガーナに来て良かったなぁ、と思います。
私が、出会った人や、見たこと、聞いたことを、主観で伝えていると、ガーナはこうだ!とかガーナ人はこうだ!と誤解を招いたり、先入観を植え付けてしまったりするのは良くないことだと思うので、あくまでも、これらは一例ということで・・・。
全然関係ないけど、今、ガーナは乾季で朝晩涼しいです。
朝、毛布から出たくないくらいです。
でも昨日、乾季に珍しく大雨が降りました。
ガーナ人もびっくりしてました。
でもなぜか、水道はとまりました。
いっそのこと、この雨でシャワーを浴びてやろうかと思ったけど、さすがに思いとどまり、
ためてあった水で、水浴びをしました。
そんなこんなで、毎日がいろんな発見と、素敵な出会いに満ちた生活を過ごしています。
今日から1週間、アクラで研修です。帰ってきたら、またいろいろ報告したいと思います。
ではでは行ってきます~
Saturday, January 24, 2009
ガーナ食
大好きなガーナ食を紹介しマース!
ガーナ食の定番「フフ」を作っているところ。何時間もかけて、キャッサバとプランテーンをつきます。もちつきみたいですね。
そして出来上がったフフ。やわらかくてもっちりしてます。
からいスープと一緒にいただきます。
ゆでたヤムイモと、ガーナシチューです。ガーナのシチューやスープは唐辛子が沢山入っていて辛いです。
ガーナでは米もよく食べます。これは、トマトで煮込んだ焼き飯、ジョロフライスと、お赤飯のようなワチェ。
日本人に人気です☆
これはバンクー。キャッサバ?を練って作ります。スープやシチューといただきます。
少しすっぱい味がします。
ガーナ人は、フフやバンクーを、スープと一緒に、手で上手に食べます。
そしてかまずに飲み込め!といわれます。慣れるまで少し大変です。
これは、ガーナのスープなどの料理によく使われるパームオイルの元、パームナッツです。
料理にまろやかさとコクがでます。
左下は、ヤムとパラバソースです。魚や葉野菜をパームオイルで煮込んであります。
私の好きな一品です。
そして、最後に、ンポトンポトンです。名前がかわいいですね。煮込んだとろけるヤムイモとスープが合わさって、味も、やさしい味です。
地域や作る人によって、味もかなり違ってきます。
まだまだ紹介していない、ガーナ料理も沢山あるので、次回、乞うご期待☆
ガーナ食の定番「フフ」を作っているところ。何時間もかけて、キャッサバとプランテーンをつきます。もちつきみたいですね。
そして出来上がったフフ。やわらかくてもっちりしてます。
からいスープと一緒にいただきます。
ゆでたヤムイモと、ガーナシチューです。ガーナのシチューやスープは唐辛子が沢山入っていて辛いです。
ガーナでは米もよく食べます。これは、トマトで煮込んだ焼き飯、ジョロフライスと、お赤飯のようなワチェ。
日本人に人気です☆
これはバンクー。キャッサバ?を練って作ります。スープやシチューといただきます。
少しすっぱい味がします。
ガーナ人は、フフやバンクーを、スープと一緒に、手で上手に食べます。
そしてかまずに飲み込め!といわれます。慣れるまで少し大変です。
これは、ガーナのスープなどの料理によく使われるパームオイルの元、パームナッツです。
料理にまろやかさとコクがでます。
左下は、ヤムとパラバソースです。魚や葉野菜をパームオイルで煮込んであります。
私の好きな一品です。
そして、最後に、ンポトンポトンです。名前がかわいいですね。煮込んだとろけるヤムイモとスープが合わさって、味も、やさしい味です。
地域や作る人によって、味もかなり違ってきます。
まだまだ紹介していない、ガーナ料理も沢山あるので、次回、乞うご期待☆
医療現場
22日金曜日、郡内の各地域ごとの2008年度の振り返りミーティングが行われた。
私は、Atimpoku-Senchi Sub districtという地域のミーティングに参加した。
10時開始予定のミーティングは12時半から始まり一日がかりだった。
国民保険制度の開始でより多くの人が医療にアクセス可能になったものの、地域の医療施設の質の問題がより深刻になっている。
郡内の各地域にはクリニックが一つずつあるのだが、設備が不十分で、水道のないクリニック、壁や屋根が崩落していて、雨漏りして不衛生な状態の施設などが問題としてあげられた。
これらは、各コミュニティの持ち物なので、地域で話し合って、修復しなければならないのだが、当人達の意識は低く、医療にかけられるお金はいつも人任せか後回しになってしまう。そのため、現場に従事している数少ないナースや助産師に大きな負担がかかっている状態だ。
そして、クリニックより病院を好む患者も増えており、クリニックの運営は非常に厳しい環境にある。
目の前にある問題に対し、その場しのぎで解決することも、お金を調達することも可能なのだけれど、それが、本当にこの地域の人たちのためになるのか、長い目で見たとき疑問である。
HIVの問題の前に、医療資材・人材不足、コミュニティーのオーナーシップの欠如、これらの問題をじっくり見据え、現場の状況をもっと詳しく把握していきたいと思う。
その上で、地域の人たちと一緒に、自分に何ができるか考えたい。
Thursday, January 22, 2009
Cultural Exchange
赴任前から行っている、地元の中学校との交流事業の一環で、Akwamufie中学校に行ってきました。
今日は、生徒に会う初めての日だったので、まずは、日本の四季や習慣、出身であるとうきょうについてなど、写真を見せながら簡単に紹介をしました。
日本の中学校から預かってきた写真の中に、体育の授業で水泳をしている写真があり、日本では学校でみんなが水泳を習うんだよ、と言ったらとても驚いていました。ガーナには、高級ホテルか一部の施設にしかプールはないので、公立学校にプールがあること自体、衝撃なようでした。
そして日本の中学校から預かってきた、日本の生徒さんたちからの手紙を、ガーナの中学生に渡しました。みんなとても興味深く、何度も繰り返し読んでいました。
みんなの名前をみて、これは何と読むのか、どう発音するのか、と聞かれたので、それぞれの生徒さんに教えると、嬉しそうになんども、日本の友達の名前を呼んでいました。
手紙をそれぞれ持ち帰り、返事を書いてくれることになったので、またしばらくしたら、とりに行く予定です。
充実した一日を過ごし、帰りにきれいな夕日をみて、今日も一日終わった~と、疲れを癒しました^-^
Monday, January 19, 2009
きらきら
今日、私の前任者の方に会ってきました。
その方は看護師で、この度、NGOのインターンとしてシエラレオネに行かれることになり、赴任前のブリーフィングでガーナ事務所にいらっしゃいました。
ガーナに来る前、訓練をしていたころから、連絡をとらせて頂き、日本でも2回会いました。
来る前は、ガーナのこと、本当に何もわからなかったので、不安な気持ちがたくさんありました。
でも、その方が、いろいろ教えてくださったので、不安も少しへりました。
そして、今、ガーナにいるわけですが、その方のいっていたように、とてもいいところで、周りの人たちも親切です。
たくさん苦労もしてきたのだろうけれど、その人はいつもキラキラ輝いているなーと感じます。ホントに、とても親切で、素敵な人だなーと尊敬しています。
自分の活動に関しては、今はまだ、様子を見ている状態で、何が必要とされているのか、そして自分に何ができるのか、そしてそれが、本当に現地の人たちの未来のためになるのか、
毎日考えていますが、そこに答えはありません。
でも、前任の方も、同じように悩んだり、不安を抱えていたのかな、と思い、
また、自分から動くことの大切さも教えていただき、
少し、目の前が明るくなった気がします。(別にそれまで目の前が真っ暗だった!というわけでもないのですが・・・(笑))
そして、活動以外の、住居の防犯や、人間関係や、本来業務でないところで、最近うだうだ悩んでいたので、
話を聞けて、なんだかとても元気になりました。
一つ思ったことは、余計なことに悩まないくらい、もっと自分から動いて、自分を忙しくしよう!ということと、
私も、人を元気にできるように、キラキラしてたいなーと、思いました^-^
勝手にいろいろ書いてごめんなさい。
今日は本当にありがとうございました。
Saturday, January 17, 2009
平和
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2009011700281
なんとなく、インターネットでニュースを見ていたら、
なんだか、見覚えの名前が。
詳しく見てみると、
やっぱり!
協力隊の訓練所時代に、「地球のステージ」http://www.e-stageone.org/の講演をしてくださった、桑山紀彦医師でした。
ギターを片手に、国際協力の現場について、ご自分の体験について、お話してくださったことを覚えています。
彼は、行動すること、そしてそれを人々に伝えることの大切さを教えてくれた人です。
そして、今も、自分の危険を顧みず、こうやって最前線で活躍されていることに心から経緯を表します。
この問題に対し、私自身が何ができるのかは、正直わかりませんが、一日でも早く平和な朝がもどってきますように。
なんとなく、インターネットでニュースを見ていたら、
なんだか、見覚えの名前が。
詳しく見てみると、
やっぱり!
協力隊の訓練所時代に、「地球のステージ」http://www.e-stageone.org/の講演をしてくださった、桑山紀彦医師でした。
ギターを片手に、国際協力の現場について、ご自分の体験について、お話してくださったことを覚えています。
彼は、行動すること、そしてそれを人々に伝えることの大切さを教えてくれた人です。
そして、今も、自分の危険を顧みず、こうやって最前線で活躍されていることに心から経緯を表します。
この問題に対し、私自身が何ができるのかは、正直わかりませんが、一日でも早く平和な朝がもどってきますように。
Wednesday, January 14, 2009
あけましておめでとうございます! A Happy New Year2009!
みなさま!あけましておめでとうございます。
さて、私は先週まで隊員総会でアクラにおりました。
隊員総勢87名が終結し、ドミトリーの大掃除、物故隊員のお墓参り、そして総会を行いました。
ちょうど、ガーナの新大統領の就任式があり、訪ガしていた、小泉元総理が我々ボランティアのために、大使公邸で激励会を開催してくださいました。
元首相は全くお変わりない様子で、My friendと称するクフォー元ガーナ大統領と共にやってきました。
ちょうど、小泉元総理の誕生日だったので、みんなでケーキとバースデーソングをプレゼントしました。
元首相はとても気さくで、優しい方でした。話し方も、現役の頃のようで、人をひきつける力があるなぁーと感じました。
そんなこんなで隊員総会と、単車講習、そして、私達の次隊次である、20年度3次隊の新隊員のみなさんも向かえ、歓迎会をし、盛りだくさんの内容でアクラでのひと時を過ごしてきました。
今年も皆様にとって実り多き一年となりますように☆
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