訓練生活も残すところいよいよ約10日間となりました・・・・
時間の過ぎる早さに驚いています。それだけ毎日が充実しているということだと思います。
素晴らしい仲間にも恵まれ、楽しく過ごしているだけに、彼らともうすぐで離れることになると思うと、
とてもさびしいです。
昨日、交流会があり、任国の人々とお話をすることができました。
彼らは、ガーナ伝統の衣装を身にまとい、やってきました。
ガーナは伝統的に葬式を重んじるという文化についてや、
ガーナの気候について、
食べ物について
時間の感覚について
などいろいろなお話を聞くことができました。
彼らの話によると、気候や食べ物、そして時間の感覚に関して、
我々がガーナに適応するより、ガーナの人が日本に適応するほうがより難しいという印象を受けました。
特に時間に関しては、アフリカンタイムでは、10時に待ち合わせね!といっても13時くらいに集まるのはごくごく普通であったり、
バスは満員にならなければ元がとれないので発車しないとか、
そういったのが当たり前の人々が日本で生活するのはさぞ窮屈かと予想されます。
しかしながら、我々が向こうに行って、苦労すると予想されるのは同様に、
期日までにことが進まないであるとか、決まったことがなかなか果たされないとか、
そういったことであるかと思われます。
郷に入れば郷に従え
When in Roma, do as the Romans do.
でも、もっと大変かも?と予想されるのは、自分がガーナになれて、日本に帰ってきたときかも・・・と思います^-^
ひとりひとりが豊かに暮らせる社会を創るお手伝いをする薬剤師の日記。 学生時代に国際薬学生連盟(IPSF、オランダ)で本部役員として活動し、25か国を訪問。2008年より2年間青年海外協力隊エイズ対策隊員としてガーナで活動。帰国後、金沢で国際的な医薬品の品質、流通、政策を研究。病院薬剤師、医療者教育コンテンツの企画制作・編集者を経て医療経営コンサルタントに。講演・執筆、セミナー企画運営、キャリア支援、医療通訳・翻訳などにも取り組んでいます。 A pharmacist wishing happy world! IPSF executive committee member 2005-06, JOCV, HIV project coordinator in Ghana 2008-10, 2011- researcher on drug management and policy. 2013- Clinical pharmacist at international hospital. 2015- Educational content producer.
Sunday, August 31, 2008
Saturday, August 23, 2008
こどもから
いよいよ訓練も終盤に入ってきました。
本当に時間の流れが早くて驚いています。
先日、鶏の解体をしました。
衝撃的な体験でしたが、
やってよかったです。
鶏さん、
動物さん、
解体作業をしてくれている人、
料理をしてくれている人
みんなに感謝感謝です。
そして、木曜日は、第2回目の所外活動で幼稚園に行ってきました。
こどもはやっぱりかわいいです。
こどもから学ぶことは本当にたくさんあります。
私が思っている以上に彼らはいろんなことができて、
たくさん驚かされました。
折り紙が上手な子もいれば、
お箸セットを忘れた子に、やさしく自分のを貸してあげる子もいれば
みんなそれぞれ
いろんな可能性を秘めていることを感じました。
ガーナへ行っても、
自分の中での思い込みや先入観があることをちゃんと認識したうえで、
彼らの可能性をつぶすようなことだけはしたくないと思います。
また、
こどものちょっとしたしぐさや甘え方で、
その背景にある、家庭の問題を見抜く
幼稚園の先生も、
プロだなーと思いました。
私も、相手の表情やしぐさから、
その人の気持ちを察することのできるよう、努めていきたいと思います。
最後に、一緒に遊んでくれた子供たちと、
この機会を提供してくださった、NTCスタッフの皆様、
そして幼稚園の皆様、ありがとうございました。
Sunday, August 10, 2008
エイズ文化フォーラム
東京は暑い!!!
先週の日曜、とんぼ返りで横浜に行ってきました!エイズ文化フォーラムに参加するためです☆
長年HIV/AIDSや性教育に携わってこられて、「コンドームの達人」と呼ばれている、
岩室先生http://homepage2.nifty.com/iwamuro/の本を呼んでからずーっとお話を聞いてみたくて、今回初めて直接お話を聞くことができて感激しました。
HIVや性の問題を切り口に、「生きる力を育む」活動をされているということがよくわかりました。
また、HIV/AIDSや青少年の問題は、心の問題であり、コミュニケーションの問題でもあるということを学びました。
STIをいかに生活習慣病として捉えられるか。
また、多様な考え、多様なアプローチがあって当たり前で、
その人にしか言えないこと、
その人にしかできない教育がある
伝えることの大切さ、
伝えることの難しさ
伝えるための努力
いろんなことを学びました。
HIV/AIDS
この問題を突き詰めていくと
結局は人間の本質や社会のありかた
そこにたどり着く気がします。
それらを見据えて、
大きな視点から、現場での活動まで地道に積み重ねておられる先生を
尊敬します。
そして、もう一人、
夜回り先生こと水谷修先生のお話も聞くことができました。
薬物、リストカット、夜の街
若者を取り巻く環境
依存症という病
その背後にある闇
先進国が引き換えと代償になくしてしまった大切なもの
そして手に入れた心の病
先生が取り組まれてきたことは、
オトナたちが見てみぬふりをしてきてしまった問題
ストレス社会での負の連鎖
心と身体が分離し、
ツールばかり発達し、実体の伴わないコミュニケーション
インターネット、ケイタイ
人は夜、不安になる
感情的になる
だから
体をいっぱい疲れさせてあげよう
だから夜にケンカしたくなっても、床について朝を迎えてからまた考えてみよう
温かい言葉、美しいことばを大切な家族や友達にかけよう
薬剤師は子供にクスリのリスクを伝えよう。
お母さん、お父さんを通して、薬の相談にのろう。
おばあちゃん、おじいちゃん、
孫に電話しよう。
とても簡単なことで
少しずつ、きっと世界は変えられる
そう信じさせてくれる
講演でした
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