Tuesday, July 28, 2015

副作用、治療が済んだその後に

ここまで来るのに長い道のりでした


約1年前の夏の日
まだ病院で勤務していた頃

普段薬を飲まない私ですが、珍しく頭痛があり、仕事は休めず
人生で初めて筋緊張改善薬を飲んだのが運のツキ・・・

薬の副作用から全身に発疹が広がり、粘膜肥厚、40℃の高熱が続き、
AST・ALTは3ケタに急上昇
これはいつぞや教科書で見たSJSとかそういうヤツじゃないのか?と・・・

すぐさま入院、ハイドレーション&ステロイド治療、
2週間ほどの快適入院生活で見事回復☆
肝機能が戻るのにはしばらくかかりましたので、禁酒生活でしたが(笑)

そして症状が落ち着いたある日、私は気づきました

薬の副作用が原因で入院したとしたら・・・
副作用救済制度が使えるのでは?と
そこから、いろいろ調べ、
受診した病院、入院した病院それぞれに
診断書や投薬証明書などの作成を依頼

薬の副作用なのかどうかがポイントなので、いつ、どの薬を服用したか、
いつから、どんな症状がでたのか、検査結果などと併せて書いてもらう必要があります
しかし、医師も事務の方もあまり書き馴れていないのか、
必要項目が抜けていたり、
記述が不明瞭だったりする箇所があり、
提出前に確認して、書き直してもらいました

これは私がそれなりに医療知識があるからできたことで、
一般の人からすると難しいだろうと想像します
書類に不備があれば書類の再提出を求められたり、
最悪、審査に影響する可能性すらあります

どんな病気も大変だけど
薬の副作用による健康被害は
重症化すると
身体的にも精神的にもさらには経済的にもダメージが大きいです

さらには、薬が適正使用されなかったため、
救済の審査が通らなかった事例などもしばしば報告されていますね
これも含め薬剤師が積極的に介入すれば改善できる分野だと思います

どうかみなさんの患者さんが万が一、薬の副作用(疑いも含む)
で入院レベルの治療を受けた際には
積極的に支援してほしいなぁと願っています

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