Tuesday, December 25, 2012

海外で薬剤師として働きたい!



ブログを通して様々な出会いがあります。

一番多くいただくのは、執筆と講演のご依頼。(ありがたや!)
次に多いのが進路相談であります。(これまた嬉しい☆)

私も学生のとき、たくさんたくさん、悩みました。将来について悩むのは当然としても、誰に聞いてよいのかわからない、という状況が、また悩みを増幅させて迷路に迷い込ませるのです。
だから、私は、こうして、私を見つけて頼ってくれる方には最大限、力になりたいと思っています^^


さて、進路相談で、国際協力関係の次によく受ける内容は、

「海外で薬剤師として働きたい」
「海外で薬剤師として臨床を学びたい」
といった内容です。

私自身は海外での薬剤師としての臨床経験があるわけではないので、大したことは言えないのですが、幸い、私の周りには、海外で薬剤師として活躍されている日本人の方や、そのような経験をお持ちの方がたくさんいるので、知りえる知識を共有できればと思います。


まず、海外で臨床教育を受けた日本人薬剤師のネットワーク 「PharmD.クラブ」と言う会があります。
日本の薬学教育・薬剤師実務の水準向上に貢献するために、みなさん日々お忙しい中、教育活動や情報発信をされています。
http://pharmd-club.cocolog-nifty.com/blog/

海外で活躍している日本人薬剤師なんて、知らない!と思う方もいるかもしれません。
でも、この会に参加されている方だけでも、こんなにいます↓。そして場所も方法も多様ですね。
http://pharmd-club.cocolog-nifty.com/about.html
海外で臨床経験を積みたいと考えている方々にとって、先駆者の方々のたどってきた道は参考になるのではないでしょうか。


海外で実践的な臨床教育を受けたい!ということであれば、
ロンドン大学の臨床薬学修士課程(MSc in Clinical Pharmacy, International Practice and Policy
も有力な選択肢の一つになるかと思います。
こちらは、臨床現場で活躍する薬剤師向けのコースになっています。
このコースを修了した方が、ブログにコースの内容を説明してくださっています。(現在はUCL博士課程で国際的な薬学教育の研究をされている方です☆)
http://ameblo.jp/na-ph-2002/day-20111230.html

また、最初にこのコースを修了した方が「調剤室から消えた薬剤師」と言う本を書かれています。少し古い書籍になりますが、イギリスと日本の薬剤師を取り巻く環境の違いを知ることができると思います。


私の出身大学の明治薬科大学では、5年次に海外研修コースがありますが、イギリス研修に参加した優秀な優秀な後輩が、イギリスの薬剤師・薬学教育について簡単に解説した動画があり、とてもわかりやすくまとめてくれています。
http://emil-jp.com/media/watanabe/Player.html


あとは、大学時代からの親友が現在カナダで薬剤師免許取得にむけて勉強しておりますが、カナダの状況に関しては、以下のレポートがわかりやすいと思います。
http://emil-jp.com/user_page_pdf_list.html


薬剤師として、でなくても、テクニシャンとしてでも、海外の薬局で働きたい、と考えるかたもおられるかと思います。テクニシャンの資格などに関しては、国や州により規定がことなりますが、
カナダやオーストラリアなどでは、テクニシャンとして働くことは、機会があれば可能だと思いますが、現地における人脈などがないと、飛び込みでは難しいかもしれません。

ただ、アメリカに比べると、カナダは、薬剤師免許は日本の薬剤師免許があれば、一定の試験とトレーニングで書き換え可能なので、薬剤師免許取得にかかる時間は、薬学部に入りなおさなければならない他の欧米諸国より短いかもしれません。しかし、現地で就労できるかどうかは、また別の問題なので、タイミングもあると思います。


もし、将来、日本で働く可能性があるのなら、日本で薬剤師として経験を積んでから海外に行った方が、日本と海外の比較が可能なことと、帰国後の就労が、日本での経験がないよりはスムーズになると思います。


在学中に、海外の薬学に触れる方法としては、IPSF 国際薬学生連盟を活用するのが一番かと思います。IPSFには専門分野の交換留学制度と言うのがあります。
http://www.apsjapan.org/SEC/pg957.html
海外の病院や薬局などに1か月程度留学できる学生主体のプログラムです。
私も、学生のころ、これでアメリカに1か月留学しました。


志高く、視野を広く持って、将来について真剣に考えているみなさまにとって、少しでも参考になれば幸いです。












Thursday, December 20, 2012

成長のための選択

なにかに向かって突き進んでいる人

壁を越えようと闘っている人

なかなかうまくいかなくて悩んでいる人

みんなそれぞれ、がんばっている

私は、そういうがんばっている人
特に若い人
これから未来に向かって、
成長している人を
助けたり、応援したりするのが好きだ
と、
改めて思った。


学生団体を引退したとき
「一緒に活動しよう」って仲間に呼びかけることができなくなることが
とても寂しかった
当時の仲間はそれぞれの道でとても活躍していて、今でもとても大切な友達


いまやっと、
そうやってがんばっている学生たちに
ほんとわずかだけど、力を貸せる自分になれたかもしれないことが
嬉しい

でも、
まだまだ非力
まだまだ何も動かせない
まだまだ力になりきれない

もっと自分自身が成長しなければ。


ただ単純に
自分に向いている得意で楽しいことに目を向ければ
楽。
そして
そこである程度、なんとなく、自分がそれなりに、こなせる、ということはわかってる

でも
それじゃ
今以上の自分にはなれない

だから
敢えて
すごく魅力的で良い条件の環境が横にあることがわかっていても
今はより厳しい、条件を選ぶ。

それが自分に最も足りないものを獲得できる場所だから。

沢山の人に、意外だとか、必要ないとか、向いてないとか
色々意見ももらったけど
それはそれで、自分もよくわかっている

それも全部受け止めたうえで
また新しい道へ

そして、本当に実現したい世界に近づくために
一歩ずつ進んでいこう







Friday, December 14, 2012

スタートライン

本日、金沢大学で開催された、アントレプレナーコンテストに出場して参りました。

一般の方々のセルフメディケーションを推進する技術とサービスを提案し、優秀賞を頂きました。

審査員の方々からは、サービスとしては高い評価を頂きつつも、ビジネスとしては、まだまだ甘い点があり、現在の経済の動向からしても、起業するにはまだ足りない点が多々あることをご指摘頂きました。大変勉強になりました。

決して満足のいく結果ではありませんでしたが、大切なのは、より良い医療を実現すること。

なので、これを励みに、今後も、医療にもっと創造性を加え、人々に貢献していくことを目指して、もっと力をつけて、次は実社会で実践して参りたいと考えます。

他に発表された方々も、発表内容も、発表の仕方もとても素晴らしかったです。
このような起業家精神をもった仲間が金沢に沢山いることを誇りに思い、また嬉しく思います。


ご指導頂きました、起業家の先輩方、ありがとうございました。