ご無沙汰しております。
なかなかゆっくり筆を持つ時間を見出せません今日この頃でした。
先日、東京のイベントで、起業支援をしている方にお会いしました。
彼らに私のやりたいことについて、お話を聞いてもらって、自分が本当に目指すものは何なのか、そのためにやらなくてはならないことは何なのか、少しずつ見えてきた気がしています。
それをきっかけに考えたこと。
それは仕事とボランティアの違い、位置づけ、そしてそれぞれの意義について。
10代から現在にかけて取り組んできたこと。
学生団体の立ち上げにしても、HIVの活動にしても、
協力隊にしても、
どれも、基本的に自分の興味・関心=やりたいことと、自分がやるべきだと思うこと=社会に必要とされているだろうことにひたすら取り組んできた。
見返りを求めないのと同時に、そこにかかるコストに対しても無関心ではいられなかったが、甘さがあったと思う。
この姿勢はボランティアだったと思う。
一方で、仕事はどうだろう。
仕事・ビジネスの基本は、顧客のDemand=要求に基づいている。
その価値を認める人がいるから、成り立つ。
ではボランティアがやっていることは?
多くの場合、必ずしも、社会はその価値を見出していないことも多い。そのため、十分なペイが発生しないので、ビジネスとしては成り立たない。
でも、社会全体が価値を認めていないないからと言って、それが必要ない、というわけではない。
むしろ、革新的に物事を進めるには社会に広くその価値を周知させるために、先陣を切って、
新たな取り組みを始めることが大切だ。
また、緊急的な状況下では、それに対する対価が支払われるかどうかより、優先して、支援を行わなければならないことも多々ある。
逆に、だから、ずっと、ボランティアだけやっていても根付かない。
一人の人間が同じことをやるならば、その人が生きている限り、続けることはできるだろうが、
社会がその価値を認め、経済活動の仕組みに組み込まれないと、それは発展、継続していかない。
また、ボランティアと仕事に共通しているのは、どちらもニーズに基づいて実施されるべきだということ。
ニーズに基づいていないと、ただの自己満足に過ぎない。
そして、ニーズと、Demand(欲求、要望)は勘違いされやすいが、これは同じでない。
仕事とボランティア
これらは相反するものではなく、
社会にとっても、一人一人にとっても、
どちらも必要。
ひとりひとりが豊かに暮らせる社会を創るお手伝いをする薬剤師の日記。 学生時代に国際薬学生連盟(IPSF、オランダ)で本部役員として活動し、25か国を訪問。2008年より2年間青年海外協力隊エイズ対策隊員としてガーナで活動。帰国後、金沢で国際的な医薬品の品質、流通、政策を研究。病院薬剤師、医療者教育コンテンツの企画制作・編集者を経て医療経営コンサルタントに。講演・執筆、セミナー企画運営、キャリア支援、医療通訳・翻訳などにも取り組んでいます。 A pharmacist wishing happy world! IPSF executive committee member 2005-06, JOCV, HIV project coordinator in Ghana 2008-10, 2011- researcher on drug management and policy. 2013- Clinical pharmacist at international hospital. 2015- Educational content producer.
Thursday, June 30, 2011
Thursday, June 16, 2011
震災から3ヶ月。今こそボランティアを。How to join volunteer program
東日本大震災から3ヶ月がたちました。
震災発生当初は、被災地の自治体機能が失われたり、道路、公共交通機関の断絶など様々な混乱から、自衛隊や政府関係者、報道、NGO/NPOなど限られた人々が中心に被災地支援を行ってきましたが、3ヶ月たち、少しずつ公共の機能も回復が見られます。
時間の経過と共に、人々の関心は少しずつ薄れていきます。
でも復興はまだまだこれからです。これからが人が必要なときです。
また、自分達が被災地に送った物資やお金が、本当に必要な人々に届いているのか、
自分の目で確かめましょう。
各地のボランティアセンターやNGO/NPO、また被災地のボランティアセンターでは、災害ボランティアを常に募集しています。
日帰りで参加できるものから、週末を利用して1~2泊するもの、被災地の経済復興のために観光のオプションがあるもの、など、様々なプランがあります。
<災害ボランティアに参加するまでの流れ>
1、ボランティア保険に加入
ボランティアに参加するにはまず、自分の住んでいる自治体の社会福祉協議会へ行って、ボランティア保険に入りましょう。プランは天災AとBがありますが、内容は同じで補償額が違うだけです。
Aプランであれば、自治体が加入費を出してくれるので実質加入者の負担はありません。
簡単な書類に記入するだけなので、手続きは5分くらいで終わります。
2、参加できるプログラムを探そう。
各地の社会福祉協議会のボランティアセンターでも、災害ボランティアを募集していたり、ボランティアバスを運行しているところもあります。
例えば石川県でも募集しています。http://www.pref.ishikawa.lg.jp/kenmin/saigai/vol.html
その他の地域の募集はこちらに随時アップされています。
http://shinsai.yahoo.co.jp/volunteer_db/index.html
ボランティア初心者であれば、ボランティアバスを利用することをお勧めします。
自分の居住地周辺からボランティアバスが出ていない場合でも、仙台駅や、福島駅からボランティアバスが運行されていますので、仙台や福島まで鉄道で赴いて、参加することもできます。
関東や関西からも様々な年齢の方が参加しています。
個人の車で、直接、被災地の災害ボランティアセンターに行くことも可能ですが、
土地勘がある場合を除いては個人で被災地に来るまで行くことは難しいかもしれません。
多くのプログラムにはボランティアコーディネーターや経験者がいるので、わからないことがあれば、聞くことができます。
3、準備
自分が参加できそうなプログラムを見つけたら、現地に行くための準備をしましょう。
泥のかき出しやがれきの撤去などをする場合は、基本的に以下の装備が必要です。
飲料水、作業着、合羽、ゴーグル、安全長靴(釘やガラスのふみ抜きを防ぐため、鉄板中敷入りが望ましい)、ゴム手袋、軍手、角型スコップ(公共交通機関を利用する場合は、現地の災害ボランティアセンターで借りれるか問い合わせてみましょう)、防塵マスク、タオル、身分証明書(運転免許)、着替え、ボランティア保険加入カード、お金(現地の特産物やお土産を買って帰ろう)、自分の食料
4、十分な体力とともに、出発。
5、現地入り。作業。ボランティア仲間や現地の人と交流。
6、現地でお土産を購入。
7、帰宅。
8、帰ってからも、自分に何ができるか考えて、行動する。
写真やビデオ撮影は基本的には控えましょう。
相手の気持ちになって、言動を考えましょう。
無理は禁物。
震災発生当初は、被災地の自治体機能が失われたり、道路、公共交通機関の断絶など様々な混乱から、自衛隊や政府関係者、報道、NGO/NPOなど限られた人々が中心に被災地支援を行ってきましたが、3ヶ月たち、少しずつ公共の機能も回復が見られます。
時間の経過と共に、人々の関心は少しずつ薄れていきます。
でも復興はまだまだこれからです。これからが人が必要なときです。
また、自分達が被災地に送った物資やお金が、本当に必要な人々に届いているのか、
自分の目で確かめましょう。
各地のボランティアセンターやNGO/NPO、また被災地のボランティアセンターでは、災害ボランティアを常に募集しています。
日帰りで参加できるものから、週末を利用して1~2泊するもの、被災地の経済復興のために観光のオプションがあるもの、など、様々なプランがあります。
<災害ボランティアに参加するまでの流れ>
1、ボランティア保険に加入
ボランティアに参加するにはまず、自分の住んでいる自治体の社会福祉協議会へ行って、ボランティア保険に入りましょう。プランは天災AとBがありますが、内容は同じで補償額が違うだけです。
Aプランであれば、自治体が加入費を出してくれるので実質加入者の負担はありません。
簡単な書類に記入するだけなので、手続きは5分くらいで終わります。
2、参加できるプログラムを探そう。
各地の社会福祉協議会のボランティアセンターでも、災害ボランティアを募集していたり、ボランティアバスを運行しているところもあります。
例えば石川県でも募集しています。http://www.pref.ishikawa.lg.jp/kenmin/saigai/vol.html
その他の地域の募集はこちらに随時アップされています。
http://shinsai.yahoo.co.jp/volunteer_db/index.html
ボランティア初心者であれば、ボランティアバスを利用することをお勧めします。
自分の居住地周辺からボランティアバスが出ていない場合でも、仙台駅や、福島駅からボランティアバスが運行されていますので、仙台や福島まで鉄道で赴いて、参加することもできます。
関東や関西からも様々な年齢の方が参加しています。
個人の車で、直接、被災地の災害ボランティアセンターに行くことも可能ですが、
土地勘がある場合を除いては個人で被災地に来るまで行くことは難しいかもしれません。
多くのプログラムにはボランティアコーディネーターや経験者がいるので、わからないことがあれば、聞くことができます。
3、準備
自分が参加できそうなプログラムを見つけたら、現地に行くための準備をしましょう。
泥のかき出しやがれきの撤去などをする場合は、基本的に以下の装備が必要です。
飲料水、作業着、合羽、ゴーグル、安全長靴(釘やガラスのふみ抜きを防ぐため、鉄板中敷入りが望ましい)、ゴム手袋、軍手、角型スコップ(公共交通機関を利用する場合は、現地の災害ボランティアセンターで借りれるか問い合わせてみましょう)、防塵マスク、タオル、身分証明書(運転免許)、着替え、ボランティア保険加入カード、お金(現地の特産物やお土産を買って帰ろう)、自分の食料
4、十分な体力とともに、出発。
5、現地入り。作業。ボランティア仲間や現地の人と交流。
6、現地でお土産を購入。
7、帰宅。
8、帰ってからも、自分に何ができるか考えて、行動する。
写真やビデオ撮影は基本的には控えましょう。
相手の気持ちになって、言動を考えましょう。
無理は禁物。
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